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口臭のサイエンス(猿でもできる、口臭学‥‥‥無臭へのヒント)



第1章 臭気はどこから発生しているか?発生の仕組み



口臭ガスには大きく分けて3つあります。
1.口腔内で作られるガス(左図のA)
2.鼻腔で作られるガス(外鼻腔、後鼻腔、咽喉)(左図のC)
3.吐く息に含まれるガス(左図のB)
 

ほんだ式口臭治療方法ではこの3種類のガスを徹底的に分析します。
この3つのうち。1と2の合わせたものが口臭の90%をしめています。しかし、理屈がわかれば自分でも無臭化はできるのです。
そのためには、口臭ガスは何かを突き詰めて化学的に正しく理解することです。そうでないと誤った方法で口臭をなんとかしようとして、かえって悪化させる事態になるのです。
不快なニオイの正体は、全て揮発性化合物です。
それでは、「揮発」とはどのようなことでしょうか?
揮発とは、「通常の温度で液体が気体になること。」と定義されています。
よく似た現象に「気化」という言葉がありますが、「気化」には「蒸発」と「沸騰」に分類されます。
蒸発は、「液相から蒸気への相転移」ということになり、ある温度と圧力によって起こる現象で、この中で常温・常圧(私達の日常の環境)で蒸発することを「揮発」というのです。
「沸騰」というのもあるのですが、通常蒸発や揮発は、液体表面から起こるに対して沸騰は液の内部からの発生する状態(湯を沸かすと内部からブクブクガスが出てる状態です)を言います。この場合も圧力と、温度が関係します。
気圧が低くなると低い温度で沸騰します。通常、お水は100度くらいで沸騰しますが、気圧の低い富士山頂では87度で沸騰します。

つまり口臭ガスの圧倒的な部分をしめる口及び喉で作れた口臭ガスは、その人の体温(36~37度くらい)で口の中の液体から蒸発(揮発)する化合物であることが理解できたと思います。
口の中にある液体とはなんでしょうか?唾液しかありません。または、咽頭部の粘液もありますが、咽頭部の粘液は常に唾液と合流して浄化されています。咽頭部粘液の表面は唾液で覆われているのです。

口臭の直接的な原因は「歯」と思う人は対策としてよく歯を磨きます。でも、歯からは直接揮発していません。通常、歯は唾液に覆われています。だから、直接的に歯からガスは出ていないのです。歯や歯茎からニオイ物質である炎症産物が大量に流出したら、唾液の質の低下が起こると病的に口臭ガスは揮発していきます。
むしろ歯磨き後うがいして、無臭化に不可欠な新鮮な唾液をすべてなくするので、逆効果になることも多いのです。(歯磨き後一時的に改善しても、その後に口臭を訴える人が多いのはそのためです。)

実は歯ではなくて歯の表面の、喉の至るまで口の内部に存在する唾液層から揮発していたのです。
また、口臭の発生源は「舌」と思う人は「舌磨き」を行います。

でも、舌からはガスは直接揮発しません。舌の上にまとわりついていた唾液から揮発していたのです。舌の上には、粘液層と漿液層の2重構造の唾液の層があります。
もしも、舌表面に舌苔や飲食物残渣・外的な着色や付着物が少しでもあれば唾液は汚染して口臭が発生するでしょう。
したがって、口臭のことを考えるときは、その発生源である唾液のことをひたすら考えなければいけないのです。「歯磨き」や「舌磨き」している場合じゃないのです。

口の中には、「唾液」「舌」「歯」がありますが、唾液がなくなれば、会話ができず、飲食ができず、咽頭炎から肺炎を引き起こし死に繋がります。(肺炎=風邪をこじらせたもの)
肺炎は2015年に死因の第3位になり、年々増加傾向にあります。いかに唾液が死に直結するかがわかります。

「舌」がなくなれば死にませんが一生会話ができず、飲食が不可能で、胃ろう(胃にチューブで食物を入れていく)と点滴をしながら生きていく必要がありますから、社会生活が困難になります。舌が無くなっても歯科でも、外科でも再建は不可能ですから・・・
「歯」はなくても、少し音は漏れるものの会話もできるし、飲食も柔らかいものばかりですから可能で重要度は最も低いです。最悪流動食もあります。
別に全ての歯を無くしても死ぬことはないし、日常にも不便じゃないのです。
見かけを気にするなら歯医者に行けばなんとかなります。そもそも、もともと生まれたときには、歯など1本もないし、日本では長寿の人ほど歯の数が少ないです。(8020運動が推進されていますが・・・80才以上の高齢者は歯が少ない人が多いのです・・・長生きしたければ若うちにすべての歯を抜いておくか、もしくは定期的に歯科に行って歯周病を専門的にコントロールするかのどちらかです‥‥大抵は歯周病を放置して糖尿やがん・心疾患‥脳血管疾患に陥っていって早く死にますから。みんな歯周病を軽く考えすぎです。だから日本人の口臭は海外の人からすれば世界的にみてもひどいと言われているのです。
唾液は血液に匹敵するほど大切で、また、ニオイの発生の根源です。唾液について掘り下げてアプローチする医療領域がないのが現実です。
ほんだ式口臭治療はその領域(歯以外の唾液と舌に関する治療)を専門としています。
臭気の発生源である唾液を極めることは無臭の口臭を極めることにつながるし、無臭の息は健康そのものを追求することです。

唾液をどうすればば無臭化につながるか・・これが無臭化へのヒントです。

次の章から、無臭化のためには、唾液の質をテーマにどうすればいいのかを解説していきます。(By HONDA)
 


第2章 唾液の質・・・口臭を発生させる要因とは?驚くべき唾液の性状


第1章で、口臭は液体から揮発してくることが理解できたと思います。
歯や舌からはニオイは揮発していません。したがって、歯を磨いても舌を磨いてもその効果は一時的だし、その方法によっては、口臭をかえって悪化することが多いのです。したがって、口臭ガスを揮発させる唾液の汚染度・その性状が決め手になります。
唾液の質(水質)が臭気を起こすかどうかは、唾液の精密検査が不可欠です。ほんだ式口臭治療法では非常に重要な検査項目になります。無臭にするには唾液が完璧でないといけないためです。
もしも、唾液の性状さへ把握できればすぐにも完璧な無臭にはできるのです。生理的口臭を持つ普通の日本人には無理なことです。しかし、治療においては診断の後に直ちに無臭化を行うのです。(無臭化技術については全ては大学の研究などにおいてエビデンスを確立しています。また、常に診療中は歯科医や医師が立ち会っているので第3者の客観的評価を得て公開されているのです。)
次のような項目が密接に口臭発生に繋がります。

1.汚濁(混濁度・色調など)・・・・ビジュアル的にキレイかどうか?


本来唾液は見た目に無色透明であることが無臭化のための必要条件です。
もしも、歯茎からの出血があれば赤く見えるし、喉や歯茎から膿が出ていれば黄色く見るし、喫煙後タールが舌に付着たり、飲み物の着色料が残留していればいろいろな色が付きています。当然このような物質が唾液に多ければ多いほど臭気発生につながっていくでしょう。したがって、歯科的・耳鼻科的な問題をクリアにしておくことは必要条件になります。
また、飲食に伴う残渣が舌や粘膜上にあれば、喫煙などに伴うタールなどの外来物質の残留は混濁や着色をひきおこしていきますし。このような物質は唾液中のアミラーゼやその他の酵素によって分解されて、ニオイのもととなる酸や有機物を作り出しニオイのもとになります。→右図(HONDAが開発した唾液性状試験 SALIVA PFT KIT)
←これは唾液性状試験で
左:無色透明で臭気が起こりにくい
中:濁りがある(時々口臭が起こる可能性が高い)
右:混濁して沈殿が認められる。

これらは見ただけで、唾液の汚染状況がわかります。

 

 


2.唾液中にどれほど新鮮な酸素があるのか?

実はこの唾液中に存在する酸素量が最も臭気に関係します。クサイ臭気が発生するようになると、唾液中の酸素量が減少していきます。
つまり、唾液中の酸素が消費されるに従って、唾液の質の低下が起こるのです。これは、その他の水質についても同じことが言えます。環境における水質検査では、液の中にどれほどの酸素がある、あるいは酸素を消費する微生物や化学物質がどのくらいあるのか?が最も重要な検査です。
唾液中の酸素が(要求)消費されるには2つの場合があります。
微生物(口臭原因菌)がどんどん増えたり、活動したりすることで酸素が消費される。
この微生物学的な酸素要求度(BOD=Biochemical Oxygen Demand)こそが臭気が起こるかどうかの決め手になります。
また、飲食物残渣や喫煙などの外来物質による化学物質による酸素要求度(COD= Chemical Oxygen Demand)も口臭には影響を与えます。
したがって、BODとCODを調べると口臭を引きおこす原因となる生物学的・化学的汚染がすぐに分かります。
ここ20年ほど、唾液中のCOD、BODおよび酸素濃度を調べる検査機器を、日本や海外の展示会に行ってまで探しましたが、そのような検査機器がありません。また、唾液はコンディションによって成分が刻々と変化するためにCOD,BODを測定すること自体がとても不安定であるので、一日中色々な局面で測定が必要であったりするので実用的ではないのです。測定した瞬間の状態しか知ることができないのです。
したがって、この数値は知ることができませんが、無臭にするには常に酸素を唾液に供給すれば可能であることがわかり無臭化へのヒントになりました。
また、分泌されたばかりの唾液にはたくさんの酸素が含まれており、いかにして新鮮な唾液の循環を維持できるかが無臭化の鍵になるのです。
この項目は、次章で解説しましょう
 

3.唾液のpHおよび緩衝能力

唾液には、糞便以上に細菌が莫大な数で生息しています。(口腔内常在細菌叢)
これらのうち、活性を持つ(活動状態になる)と結果として口臭を引きこすのです。虫歯や歯周病を引き起こす菌は、俗に「悪玉菌」と呼ばれています。人によっては、虫歯も歯周病も喉の炎症もないのに、この口腔内細菌叢のバランスを崩して悪玉菌がたくさんいて、すぐに生理的口臭を引き起こしやすい人がいます。これらの常在細菌は、普段は活動できず生息しているだけです。おとなしくしています。(口臭は起こらない)しかし、活動状態になると口臭を発生させます。
普段は口の中の唾液は中性を維持していますが、酸性やアルカリ性に変化すると、口腔内細菌は活動を開始して結果として口臭を引き起こします。したがって、無臭のためには唾液の酸性度を常に中性に維持しておけばいいのです。中性のときには口腔内細菌は活動できないのです。このような常在細菌叢は、外部からの病原菌の侵入に備えて常駐させているのです。
唾液には「緩衝能力」と言って、口の酸性化(pH変動)が進むと中和する機能を持っています。つまり、口腔内のpHを常に中性にして常在細菌叢を維持する役割があるのです。。
したがって、唾液の緩衝能力を調べることは、その人が口臭を起こしやすいかどうかを知ることができます。もし緩衝能力が低下していたら治療しなければいけません。また、唾液のpHを測ることで、口臭が起こしやすい唾液なのかどうかも判定できます。
 

4.唾液中に悪臭を作り出す嫌気性菌(歯周病菌のように酸素を嫌う菌)の相対的量

口や喉の領域からの臭気発生させているのは、口腔内に生息している嫌気性菌(酸素を嫌う菌)です。嫌気性菌の多くは、歯周病やその他の炎症を引きこすのみならず、口臭の原因菌となります。歯周病や感染が起こると、嫌気性菌量は増加します。
したがって、口腔内全体に定着している嫌気性菌量を知ることは、その人の口臭リスクが予想することができます。また、歯周病を始めとする炎症の有無、さらには病的でなくても常在細菌叢のバランスを知ることができます。
E.Breath Clinic心斎橋では、口腔内の嫌気性菌量をウレアーゼ(尿素分解酵素)試験法によって調べて、口腔内に生息している嫌気性菌量を知り、それらの菌を全て活性化させて最大の口臭をその人の口で作ってみます。(これ以上は、菌がいないので、その人の最大口臭が人工的に再現できます。)嫌気性菌は尿素分解酵素を持っているので、その量を調べると口臭が起こしやすいかどうかがわかるのです。
そうすると、問診ではまったく口臭を感じないし、歯科的にも耳鼻科的にも問題がなくても口臭発生能力が高い人かどうかがわかるし、どのくらいの口臭が作れるかもわかります。(口臭発生能力試験)
これは、生理的な口臭は常に一定ではなく、あったりなかったりするので、生理的口臭を起こしやすい人は悪玉菌をいっぱい持っていることになるし、本人の気が付かないうちにとても迷惑な口臭が起こっていることが推理できるのです。

このような人は、舌の奥の方に大量の嫌気性菌を抱えていることが多く、ほとんどは精神的不安やストレスからくる、口腔後方の口腔機能障害のために口腔の奥の方の微生物環境が悪化しているためです。
この場合は、人工的に、全ての嫌気性菌を活性化させても口臭を感じないレベルに下げることが必要となります。または、ヒト由来の善玉菌を移植すれば簡単に解決が可能です。
 

 

5.唾液自体の臭気、及びガス発生量

口臭の大半は、唾液からの揮発ガスですから、唾液そのものをサンプリングしてから、人工的な口を再現し、体温まで温めると外部にその人の口臭を再現することが可能です。
この装置では、自分自身ではわかりくい口臭のニオイ感覚をまるで他人になってみて実感することが可能です。それを正しく知れば、あなたの口臭を他人はどのように感じているか身をもって体験できるでしょう。正しく知れば、問題を解決していこうという動機につながるし、不安も軽減するでしょう。
 

 

 

 

 

6.唾液の酵素分析

さらに、口臭に結びつく痕跡が唾液にあるかどうかも重要で、微生物が分解する有機物の量や、口臭を起こすかもしれない微生物の持つ酵素の検出や、炎症の指標となる白血球の量と調べることで、唾液中の口臭を引き起こす要因について詳細に知ることができ、診断に基づき治療し無臭にすることが可能になります。

このように、いかに、唾液歯の質が口臭に影響するかが理解できたと思います。
したがってほんだ式口臭治療方法では無臭にするために非常に多くの唾液に関する精密な検査を行い、その原因を調べると同時に無臭化に何が必要なのかを特定していきます。

ここのあげた検査は、EBACクリニック(http://www.honda.or.jp/clinic/)では必要最小限の検査を実施し、診断しますが E.BrathClinic 心斎橋(https://ebreathclinic.com/)ではEBACクリニックで対応ができなかった難症例についても診断・治療を行うために全て行われています。

最近導入された検査では、唾液に含まれるストレスに関する酵素を分析することで精神的ストレス(不安)程度もわかるようになりました。
更には、まもなく導入予定の検査機器では、唾液から癌マーカーも検査して癌のリスクについても検査していきます。
これほど、口臭の原因である唾液について精密に診断する口臭外来は、私が知る限り世界中にありません。また、その検査方法は独自に考案し現在もさらに新しい検査方法が導入されより精度の高い診断が可能になってきました。これほど、検査をし尽くしても、まだ調べていかないといけない項目もあり、日夜研究と開発を続けています。こうして毎年、ほんだ式口臭治療法の診断は進化し続けているのです。

今日の章で、いかにして唾液の重要性を知り原因究明や無臭化のために検査を行っているわかると思います。わからないことを患者と一緒になって極めていくことは、非常に楽しくもあり、その結果一人でも多くの人の不安が消えるよう奮闘しています。また、毎年新しい発見や成果は、口臭学会でも発表し、多くの専門家たちが共有できるようにしています。

唾液にまつわる情報は「長生きする人は唾液が多い」(フォレスト出版)http://www.honda.or.jp/books/にまとめましたので、興味ある方は是非読んでみてください。

第3章では、究極の無臭化のために不可欠な唾液の中の酸素濃度調節について解説します。(By HONDA)


第3章 究極の無臭化のために不可欠な唾液の中の酸素濃度調節


口臭の無臭化の鍵を握るのは、歯でも舌でもなく唾液であることが理解できたと思います。
整理すると次の条件が全て揃う時、口臭は無臭になります。
1.唾液が無色透明で不純物がないこと。
歯科的・耳鼻科的問題を完璧にコントロールして炎症産物(出血や膿など)が唾液に含まれないようにする。
飲食後の残渣・喫煙後のタールなどを残さないように心がける。飲食後は速やかに残渣を取り除く。
2.唾液のpHを常に中性に維持されている。
十分な唾液の緩衝能力をもっている。低下している場合は治療が必要。
3.唾液分泌量が適切であること。唾液を出す能力があること。
4.唾液中の常在細菌叢のバランスがベストに維持すれていること。

 

そして何よりも大切なことは、唾液中の酸素濃度を上げること。これは全ての唾液の条件をカバーするくらい重要な項目です。
1~4の条件を完璧にすることは難しいいのですが、1~4が多少だめで唾液が濁っていても、少し出血や膿があっても唾液中に十分な酸素があれば無臭になってしまいます。
なぜなら、臭気を発生させる微生物(嫌気性菌=酸素を嫌う菌)は酸素があると活動が抑制され、善玉菌(好気性菌=酸素を好む菌)が活性化されます。また、ニオイのもとになる有機化合物は(化学物質)も唾液に溶けている酸素があれば酸化されてしまって無臭になるからです。

人体には、生命を維持するためにいくつかの液体が存在します。
血液、リンパ液、唾液は生命維持に不可欠です。これらは、酸素が欠乏すると機能を失います。どのようにして酸素を供給しているかというと、体内を循環することで酸素を供給しているのです。
血液やリンパ液は血管内を絶え間なく循環し、肺で酸素を受け取り循環します。唾液は血液から酸素を供給されて唾液腺から分泌され口腔内に分泌されています。したがって、分泌されたばかりの唾液は不純物もなく、透明で酸素がいっぱいですが、分泌された瞬間から口腔内に大量に存在する微生物や、飲食物残渣の分解によって作られた有機物や化学物質によってあっという間に消費されてしまいます。
したがって、常に口腔内に新鮮な酸素を含む環境にするには、絶え間ない唾液の循環(流れ)こそが命になります。

E.Breath Clinic 心斎橋(https://ebreathclinic.com/)のすぐ横を流れる、道頓堀川も流れが止まるとドブ臭くなり、流れが早くなると臭いがしません。ここにヒントがあります!

それは、唾液を分泌し、すぐに酸欠にになった唾液を飲み込み、すぐに新鮮な唾液を分泌するという一連の絶え間ない連鎖的な機能で新鮮な唾液の流れを作っているのです。
唾液を出しては飲むの連続的な機能(嚥下機能)によって唾液中の酸素分圧は維持されますが、もしも、この循環が停滞すると唾液はすぐに劣化して嫌気的な状態に陥り、たとえ透明で不純物がなくても自らの常在細菌中の嫌気性菌が活性化されて悪臭を放つのです。
新鮮な唾液の流れが止まれば、一瞬のうちに唾液中の酸素は欠乏して唾液は劣化していき汚水に変化します。当然、口臭が起こるわけです。
つまり、絶え間ない新鮮な唾液の流れ(安静時唾液流)こそ重要ということになります。
ところが、人はストレスや不安を抱くとその瞬間から、この連続的な嚥下機能が停止して、唾液の流れが確保できなくなり、一気に唾液の質が低下して悪臭を放ちます。(緊張時口臭・ストレス性口臭)

また、噛むこと(噛むことで唾液はとりあえず出てきます。)は簡単なのですが、実は唾液を飲み込むという行為は意外にも難しく摂食障害では噛み続けても飲み込めないという症状もあり、新鮮な唾液の流れに不可欠な嚥下という無意識の反射は、ストレスや精神不安に敏感に反応して阻害されることがわかります。
口臭症の人の口臭の原因の最大の要因であると思うのですが、原理がわかりさえすれば解決も簡単なのです。意識して唾液を出しては飲むという嚥下機能を意識的に行えば無臭化はそんなに難しいことではないのです。(どうすればいいのか、については、対策編でまとめていこうと思います。
 

2010.1.8 (By HONDA)