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口臭と喉・鼻の関係



喉臭??鼻臭??とは


みなさんは、「喉臭(のどしゅう)」「鼻臭(はなしゅう)」という言葉があるのを知っていますか?

多分聞いたことがないし、あらゆる日本語辞書にも収録されていません。
つまり、この2つの言葉は、日本語として存在がないのです。

もしも、「あの人の喉臭は臭くない??」「あの人の鼻臭ひどいよね?」と言われても「??」となるのではないでしょうか?

または、誰かさんの喉臭・鼻臭を感じたことがないと思います。

 

この言葉に初めて接したのは、今から20年くらい前です。
口臭治療を開始した頃、患者からの訴えでした。

「自分の喉臭がひどく、満員電車の中では、喉臭が電車内に蔓延して咳き込む人が続出する」

「鼻臭がひどくて、教室で息を止めてしまう」というものでした。そんな言葉を初めて聞き・・・

「え?」他人の鼻臭・喉臭が密室に蔓延するのか?

口臭でも蔓延しないのに??」と思ったのですが、多分普通なら「気にしすぎ」「そんなバカな!」と一笑に付すでしょうけど、真剣に悩んでおられるよく知っている人でしたから、それは事実なんだろうと思いました。


高齢者のに部屋に入ると「老人臭」を感じたり、思春期の息子や、娘の部屋に入ると「汗臭い・甘酸っぱい」若者特有のニオイを感じることもあったので、ひょっとすると、すごい臭気レベルならありうるのかも?と思ったのです。
でも、その人と会話しても何も感じなかったので、密室で起こるんだろうと思いました。

患者が訴えていることは、間違っていないかも?
確かに気にしすぎかもしれませんが、気にしなさすぎの人よりはずっといいのかもとか思います。
すくなくとも、気にしてケアすれば、他人に迷惑はかけないですから・・・他人は非常に迷惑なのに、めちゃくちゃ臭い口臭で平気で喋ってくる人には少し見習ってほしいと思うのですが・・・
それは、それで本人が自覚できないことも後の研究でわかったのですが・・・

でも、よ~く調べてみると・・・

そのような訴えを起こされる患者に、実際にキスするくらいの位置に近寄って「は~」としてもらうと「確かに生臭いけど、それって口臭じゃないの?」と思ったり、口を閉じてもらい、少し上を向いて鼻から息を出してもらい、鼻の入口付近で臭ってみると、たしかにゴミ臭いニオイを感じました。

だけど普通の会話では、鼻息は下向きで顔面から45度に吐き出されるわけで、そこに鼻の穴から5センチ付近に自分の鼻があれば感じるかなぁという感じでした。

 

そこで、患者はそのような臭気を感じるときに患者さんがされているように自分もしてみました。

喉臭を訴えている人は、喉のあたりの舌をくぼませて、ゆっくり息を吐き鼻に送りその臭気を感じています。
自分も同じようにしてみると、たしかに喉付近の臭気を感じました。
鼻臭を訴えていた人は、口を閉じて、鼻をすぼめて、ゆっくり鼻で息を吸うと、確かに鼻の穴のニオイを自分でも感じました。
鼻が詰まっていたり、少し鼻炎気味のときや、ネバネバした鼻くそが多い時はより強く感じます。

それから、口臭外来を本格的に行うようになると、患者の約半数は同じ訴えをするのです!
いまでは、すかり慣れっこになってきました。
 

 


クリニックでの研修ほんだ歯科における治療は、当時から全て全面的に有識者に公開して、自分自身の治療法や診断法に誤りがないかを、一応各科のドクターに見てもらい意見をフィードバックしてもらうことで診断法や治療法を考案していくというスタイルでした。
誰もやったことがない治療だし、参考書も文献もなかった時代ですから・・・
自分自身では治療していても客観的な評価が難しいからです。患者の口臭が無臭になって(これニオイを、嗅げばわかります。)、不安が消えたかどうかだけが頼りです。
現在も同じように治療を有識者に公開し、再現性があり完成された診断法や治療法は希望者に無償で指導しています。

見学に来られていた耳鼻咽喉科の先生は「耳鼻科的な問題もなにもないのに、「喉が臭い」「鼻が臭い」やってくる人は日常茶飯事です。どうしよもない」ということでした。

でも私の治療方法を見て、とても感心し納得されていました。「口腔生理てすごいですね、喉を支配しているのですから・・・」というのが驚かれた点です。

実は、「喉臭」「鼻臭」は患者の幻覚ではなく、患者がたしかに実感している感覚です。
口臭の一部である喉由来臭気、鼻由来臭気などの耳鼻科領域の臭気を自覚して不安になるのです。
ふつうの人は、これらの集合した臭気を「口臭」と自覚するのに対して、口臭の種類を細分化して、個別に感じています。これはすごい感覚能力です。

自分で感じると不安になり、心配のあまり常に臭ってみようと思うようになり、そのことが喉や鼻付近に緊張をもたらし、どんどん臭気レベルもひどくなっていくのです。

口臭ガスには口腔内ガスと耳鼻咽喉科領域のガスと、呼気ガスが集合したものですが、実は口臭で悩む人達は、その部分的な由来別に「喉臭:「鼻臭」と感じていることがわかったのです。
私達は、それぞれの領域のガス濃度を測定しないとわからないのですが、実際にガスを測定すると患者の訴えと一致することがあり、びっくりすることがあります。

当時は、口臭の定義は、会話などで「第3者が不快と感じる臭気」と定義されていたのですが、その後、日本口臭学会は「本人または第3者が不快と感じる呼気の総称」と改められ、患者さん自身が自覚する場合も「口臭」と定義されるようになりました。

私達には認識できなくても患者が認識している不快な口臭も口臭であると定義されたのです。

しかし、患者が自覚する「鼻臭」「喉臭」も、その発生の仕組みがわかれば自己解決は図れるわけです。

一部に耳鼻科的な疾患として嗅覚過敏症(Hyperosmia)という病気もあります。これについても後述します。
また、専門治療では、その部分に特化したデオドラント(無臭化)処理も行いますので、安心してください。

この項目では、それらの臭気の起こるメカニズムや、対処法、治療ではどのように行われるのかを解説していきます。

 

(by Dr.HONDA  2020/03/01 )


喉臭・鼻臭は確かに存在する・・謎の喉臭・鼻臭の証明


前回で、喉臭(のどしゅう)」「鼻臭(はなしゅう)というのは、日本語として通常会話では使用しない、日本語としての登録がないことを書きました。

これは患者にしかわからない実感のある、臭気感覚です。
でも現実には、口臭外来では、患者の訴える自覚する臭気としては一番多い訴えです。
また、耳鼻咽喉科の先生や口臭外来の先生を悩ます問題でもあります。

もしも、口腔内のガス測定をして非常に低い数値が出て、問診などの通常会話で、かつ、喉や鼻などの耳鼻咽喉科的な問題を見いだせなければ、耳鼻咽喉科医は「問題なし」として、その訴えそのものを却下するでしょう。
一般的な歯科的な問題と病的口臭しか治療対象としていない「口臭外来」でも「治療の必要性のない口臭」として、却下されて「問題ない」「気にしすぎ」と説得されると思います。

それでも納得できなくて訴え続けると「不定愁訴」として精神的な問題として精神科に紹介されることが多いと思います。

精神科に送ることは、一番簡単な逃げ道です。自分たちが理解不能になり、打つ手がなくなると精神科に転送すればいいのですから、本当はその後、どうなったのかを追跡する必要上があるのですが、ほとんどは送りっぱなしで、まるで「厄介払い」した感じでしょう。

しかし、これは正しい対応だろうか?
患者の訴えを信じて、エビデンス(医学的な検査などによる根拠)をとったのだろうか?

もしも、虫歯や、歯周病もなく口の中に一切の問題がない人が「奥歯がいつも痛い」と訴えてきたら、歯科医はどうするでしょうか?
けっして「気のせいです」「大丈夫です」とは対応しないはずで、さらに一生懸命考えて、少なくとも痛み止めを出し、少しでもかみ合わせがおかしければ、最低限試験的に噛合せ調整するなり、それでも無理なら、大学の歯科の「ペインクリニックに紹介する」とかいろいろな対応をするはずです。
そして送った後はその後どうなったのだろうと思うと思います。
自分たちがそのような痛みの経験がなくても、あれこれ考えてあげるでしょう。
少なくとも「気のせい」にしたり精神科を紹介されることはないでしょう。

自分たちは感じていない「痛い」という患者の感覚は信じて、「臭う」という嗅覚については無視するのはおかしいですね?
私達にはニオイを感じなくても患者は感じているのではないだろうか?
少なくとも「口臭専門外来」なら、口臭についてはどこよりも専門なはずですから徹底的に調べる必要があります。

なのに、患者が「鼻臭」がする「喉臭」がする、だけど、私は感じないのだから、「気のせい」にする、「大丈夫」というのはなぜでしょう。

患者の訴えは「エビデンスのない幻覚だ」と考えるドクターもいるかも知れません。
そういうドクターは、精神科を紹介するでしょう。
同じ訴えをする患者の中には、精神科に回されても、ニオイを感じるといいます。

ということは、精神科疾患ではないのではないではないのだろうか?
精神科受診で治れば正解ですが・・・精神科を紹介したことは正しい判断と言えるでしょう。

喉臭や鼻臭のガスを調べたのでしょうか?
調べもしないで、「気のせい」にすることはエビデンスがないのでは?
患者にはしっかりとした、鼻や喉の臭気を感じるという確固としたエビデンスがあります。

よく考えてみると、患者と同じことをすれば、「喉臭」「鼻臭」は確かに感じます。
再現性もあります。
 

今回は、このような「鼻臭」「喉臭」を、私は、どのようにして証明するのかというエビデンスの取り方について説明します。

まずは、基準となるガスを精密に測ることをします。(これはよく学会報告・論文などで紹介される医学的な根拠=医学的に根拠のあるエビデンスになります。)

口臭ガスを構成するガスは300種類くらいのガスが知られていますが、一般的には、硫化水素・メチルメルカプタン・ジメチルサルファイドという3種類のガスを測定します。

でも、これは確定診断というよりもスクリーニングに近いです。「あるかもしれない程度です」

この3種類は、いわゆる「生臭いニオイの代表ガス」だからで、これを測定して低いから口臭がなかったとは言えません(なぜなら全てのガスを測っていないから)
ただ、自分の鼻で確認すればすぐに分かりますが・・・
でも、一応の目安にはなります。

一番正しいのは、自分たちの嗅覚によって調べる検査方式(官能検査)ですが、これは次回に説明します。

ほんだ歯科口臭外来(E.Breath Clinic心斎橋)では、

口臭ガスは、口腔内のガス、耳鼻科領域のガス、呼気ガスの3種類の混合ですから、別々に計測します。
耳鼻科領域のガスは、鼻腔内のガスと咽頭付近のガスがありますから、これも精密に判定しています。
この手法は、世界的にない検査方法で、私が考案した唯一の正確な方法です。

1)口腔内を一分以上閉鎖して、開口させて、息を止めて口腔内から吸引した回収したガスを分析する。(口腔内ガス分析)


※これから出てくる被検者は露出に承諾したクリニックの関係者で患者さんではないです。
患者さんの写真を公開することは決してありません。(プラバシーポリシー)




 

(これは Dr.Richerの方法)






 

ほんだ式ではガス測定器の種類別により正確にガスを採取します。

 

 

(これは、測定器が同じなのでRichter先生と同じ)





 






 (機種により口のガスをシリンジ(注射器)で吸い取ります)

 

 

 



2)外鼻孔にカテーテルを挿入し息を止めた状態で鼻腔内ガスを吸引して、その回収したガスをガス分析する(鼻腔内ガス分析)

 

 

 

(Dr.Katzの方法)

 

 

 

 

 

 


 

 



 (Dr.Richterの方法)




 

 



ここからは、ほんだ式の測定方法です。




 (測定器が同じなので、Dr.Richter Dr.Katz先生と同じです。)

 

 

 

 

 

更に正確に行うために鼻カニューレ(チューブのようなもの)を使用して後鼻腔内や咽頭付近のガスと呼気ガスの混合ガスを回収して、ガスクロマトグラフィーで高度にガス分析をします。
(この方式は、世界でもほんだ式のみです)


このシリンジ(注射器)で回収したガスには後鼻腔ガスと咽頭ガスが混じったガスを回収できます(外鼻腔ガス=鼻の穴のガス、は含まれない)に挿入して回収します

このガスには、鼻臭の原因となる後鼻腔ガスと、咽頭由来ガス(喉臭を起こすガス)と呼気ガスが含まれています。

3)肺から来た終末ガスは呼気バッグに回収して、終末ガスを取り出しガス分析する

 

 (Dr.Richertの方法)

 

 

 



ほんだ式では、もっと正確に呼気ガスを回収します。
Richter先生の方法では、口腔内ガスも混じってしまうからです。

ほんだ式では、次のように肺からでた終末ガスのみ回収します。





 

 

 

小さな呼気バッグに息を吐きだします。


最初に口腔内ガスが出てきます、続いて鼻腔内ガス・咽頭由来ガスが排出され、最後まで吹き続けると口腔内ガスや鼻腔内ガス咽頭由来ガスは、閉じていたガスバッグのチャック部分からどんどんリークしていき、最後の肺で排出された呼気ガスが回収できます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  最後に息が切れる瞬間に、すばやく改めてチャックを閉めて肺からの終末ガスのみ回収します。

  この回収したガスを測定器に連結して測定します。


 

 

 

 



 

 

 

4)2)のデーターと3)のデーターを比較すると、後鼻腔・咽頭部のガス濃度が分析できます。

つまり

2)(後鼻腔ガス+咽頭部ガス+呼気ガス)-3)呼気ガス=鼻臭・喉臭の原因となる(後鼻腔ガス+咽頭部ガス)

というようにして割り出します。
さらに、実際に自分たちの鼻でニオイ検査を併用すると、患者の感じていた鼻臭ガス、咽頭部ガスが証明できます。

驚くことに、患者の訴えていた、鼻臭ガス、咽頭部ガスは、ほぼ例外なく検出されます。
やっぱり患者の感覚はすごいですね!
彼らの訴えは、間違いないのです。

見えないものを、わからない臭気をどうやって証明するのか?

見えない犯人を捕まえたときは、感動します。
まるで、刑事のような地道な検査で、患者の無罪(臭気なんて無いよと否定され続けたこと、患者時の感覚は妄想ではないこと)を証明できるのです。

患者を信じて、わからないことを解き明かせた瞬間の爽快感は、他の治療では得られないものです。
だから、口臭専門治療はやめれないのです。

やめられない、止まらない、まるで カルビーのポテトチップスのようです!

どうやって、わからなかった謎に迫っていくか、これからも、楽しみは続きます。
原則は、患者はウソを言わないということです。
患者の訴えを信じきることが解決への道に繋がります。

次回は、官能検査です。

(by Dr.HONDA  2020/03/03)


鼻臭の官能検査について‥‥‥術者が実際にニオイを嗅いでみる検査


鼻臭の官能検査について‥‥‥術者が実際にニオイを嗅いでみる検査

ほんだ式口臭治療法で最も重要視するのが、自分たちの鼻でにおってみる方法です。
これはいかなるガス測定よりも確かな検査です。

このような検査方式は、世界中の口臭クリニックでも行われていない、ほんだ式特有のものです。
世界的には、まれに口臭クリニックに鼻臭・喉臭を訴えてくる患者がいるそうですが、非常に少ないですが、日本ではとても多いためです。

鼻臭はどうやって行われるのか?

口臭検査は一般的に、口臭ガス濃度を測定することが多く、厳密に術者が直接ニオイをかぐということは、ほとんどないか、かなりいい加減であったりしますが、ほんだ式は現在世界的に学術報告されている中でもっとも厳密です。
 

口臭全体の検査方法については、別途、口臭検査の項目で説明します。

今回は、喉臭、鼻臭についてのみの官能検査方法についてお伝えします。

この方法は、患者が、鼻臭や喉臭を自覚した時に、会話中の相手はどう感じているかを正確に、患者に伝えて、患者が正しく認識できるようにするのが目的です。

 

鼻臭の官能検査

1)患者に口を1分以上口を閉じてもらってから、左右の鼻を片方ずつ押さえて、自然な状態で鼻呼吸してもらい、鼻から排出されたニオイを、術者が認知できた距離と、臭気の強さを記録します。
 
臭気の強さは
0:部屋(環境)のニオイと同じ場合=その部屋では無臭(官能検査で0という評価基準があるのはほんだ式の検査のみです。無臭という評価です。部屋は、予めガス測定を行い無臭に調整されています。)
1:部屋(環境)の匂いとは何か違うが、いいニオイか悪いニオイの区別ができない場合
2:「なんかいいニオイ」「なんか変なニオイ」というようにニオイの種類は特定はできないが「ニオイの良し悪し」が判別できる
3:ニオイの種類が特定できる。「ドブのようなニオイ」「ミントの香り」というふうに。
4:ひどいレベルで、顔を背けたくなるきつい臭気(ニオイのレベルでは最高・・香水も強すぎると、避けたくなるレベル。

0~4の5段階評価です。
更にニオイを認知した距離による評価をニオイの強さと組み合わせて評価します。

例)20センチでレベル1,15センチで、レベル2で「なんか変なニオイ」5センチで「レベル3ドブのようなニオイ」というふうに評価します。

こんな感じです。↓

被検者は患者ではなく露出に合意したスタッフです。患者の写真を公開することはありません。(プライバシーポリシー)


  鼻息は通常の状態で吐いてもらい

  正面45度のやや下からニオイを嗅いでいく

  部屋(環境)のニオイと比較する

  理由は同じ臭気をかぎ続けると、嗅覚の順化(麻痺)が起こりわかりにくくなるためです。








 

 

 

 






 

 

  部屋(環境)のニオイと比較する
 同じニオイをかぎ続けると、嗅覚の順化(麻痺)が起こり、ニオイ感覚が低下していくのを避けるために、部屋のニオイ(無臭)と対比させながら検証  していきます。

  




















 

  ニオイをキャッチした距離を測定して、さらに距離を縮めていき強さと距離を測定していく
 

 

 

 

 

 

 

 

こうして、チェックしていくと、通常会話では決してわからなかった、患者が感じていて不安となる鼻臭を感じることができます。

治療では、このような臭気もなぜ起こるのかがわかっているので、根本的な治療と瞬時のデオドラント(無臭化)処理を行います。


次回は、喉臭の官能検査の方法です。

(by Dr.HONDA  2020/03/04)


喉臭の官能検査について‥‥‥術者が実際にニオイを嗅いでみる検査



←被検者は、露出に同意を得たクリニック関係者で患者でありません。患者さんの写真を公開することはありません。(プライバシーポリシー)

喉臭を感覚的に検査するには、患者さんにまず1分間以上口を閉じていただき、その後に通常会のときのように「はー」と発音してもらい臭気を確認した距離で、息を吐ききってもらいます。同時に臭気の到達距離を測定し、同時に臭気の強さと種類を判定します。

この時に通常会話では起こらないような息の出し方をされるとわからなくなります。
一番多いのが、口をすぼめて勢いよく出そうとする場合で、このような呼気法は、通常の会話では起こらず、気流速度が早すぎるために、臭気が非常に薄くなり、あるはずのニオイを感じることができなくなります。

「はひふへほ」と発音する程度の「は~」とゆっくり出すのがベストです。
気流速度が遅いほどニオイは強く感じます。

最初に届いた臭気が、口の中の臭気(別途行う、口腔内のみの官能検査との比較も行います。)
途中でニオイの種類が変わるのが、喉の臭気です。

「はー」とした場合、臭気は口呼吸による呼気流に乗ってでてきます。
前半は 口腔内臭気+喉(咽頭部分)の臭気 後半は 咽(咽頭部分)の臭気になるので嗅ぎ分けます。
ニオイの質が変化するところ以後の臭気が「喉臭気」です。

まったく変化しない場合もあります。

口腔内臭気の大半は硫化水素、メルカプタン、少量のジメチルサルファイドですが、喉臭気(咽頭部の臭気)はジメチルサルファイドが多くを占めます。

一般的に、口腔内臭気の感じは「おならのようなニオイ」「生臭い臭気」「磯臭い臭気」に対して、喉からの臭気は「カビ臭い」「ゴミ箱のような臭気」のように、やや刺激のある臭気になることが多いのですが、主観感覚に頼らずにガス検査の結果とも照合して総合的に判断しています。

この場合も、環境の臭気と比較していき、臭気の強さや種類を判定します。



(by Dr.HONDA  2020/03/05)